格安SIM選びの3つの基準
格安SIM市場には50社以上のMVNOが存在します。その中から最適な1社を選ぶには、3つの基準で判断することが重要です。
基準1:価格(月額料金)
医師・高収入サラリーマンにとって、節約の最大目的は「年間12万円以上の削減」です。月290円から利用できる日本通信SIMは圧倒的な優位性があります。
基準2:速度(実用性)
ピークタイム(昼12時、夜18時)での速度が、ストレスなく使えるレベルか確認が必須。大手サブブランド(Y!mobile・UQ mobile)は速度重視派向けです。
基準3:サポート(安心感)
トラブル時に店舗対応を希望するか、オンラインサポートで問題ないかの判断。医師は時間が限られているため、オンライン対応で十分な人が多いです。
主要格安SIM比較表
| SIM | 基本料金 | 4GB | 20GB | 昼間速度 | 店舗 |
|---|---|---|---|---|---|
| 日本通信SIM | 290円 | 1,290円 | 3,630円 | 8〜15Mbps | なし |
| Y!mobile | 2,178円 | 2,178円 | 3,278円 | 20〜30Mbps | あり |
| UQ mobile | 1,628円 | 1,628円 | 2,728円 | 18〜25Mbps | あり |
| 楽天モバイル | 1,078円 | 1,078円 | 3,278円 | 20〜40Mbps | あり |
各SIMの詳細評価
日本通信SIM:最安値志向の人に最適
最適ユーザー:月データ10GB以下、通話少なめ、価格重視
- メリット:圧倒的な安さ、ドコモ回線の安定性、基本通話無料70分/月
- デメリット:昼間速度の低下、店舗サポートなし
- 年間コスト(4GB程度):約15,000円
- 医師向け度:★★★★★(時間を大切にする医師に最適)
Y!mobile:バランス重視の人に最適
最適ユーザー:安定性とサポートを重視、月データ20GB前後
- メリット:速度安定、店舗サポート充実、大手ソフトバンク傘下
- デメリット:基本料金が高い、割引条件が複雑
- 年間コスト(4GB程度):約26,000円
- 医師向け度:★★★(セキュリティ重視派向け)
UQ mobile:au系で速度重視
最適ユーザー:速度を重視、auユーザー、月データ20GB前後
- メリット:速度安定性、au回線の高品質、店舗サポート
- デメリット:基本料金が高い、au系統の割引に限定
- 年間コスト(4GB程度):約19,500円
- 医師向け度:★★★(au利用者向け)
楽天モバイル:独自回線を持つ選択肢
最適ユーザー:楽天ユーザー、月データ使用量が不定期
- メリット:独自回線で通話無料、楽天スーパーポイント連携
- デメリット:地方エリアでの電波が弱い、カスタマーサポート評判が分かれている
- 年間コスト(4GB程度):約13,000円
- 医師向け度:★★(地方勤務医には注意が必要)
MNP乗り換えの具体的手順(ステップバイステップ)
STEP1:現在のキャリアでMNP予約番号を取得(所要時間:15分)
NTT docomo・au・SoftBankから、「MNP予約番号」を取得します。
- 電話:各キャリアの携帯電話から「*121」にダイヤル
- 店舗:最寄りのショップに来店
- オンライン:MyDocomoやMyauから手続き
注意:MNP予約番号の有効期限は15日です。取得後は早めに申し込みましょう。
STEP2:日本通信SIMで申し込み(所要時間:10分)
日本通信SIM公式サイトから申し込みます:
[日本通信SIM申込リンク]
必要な情報:
- 本人確認書類(運転免許証・パスポートなど)
- 取得したMNP予約番号
- クレジットカード
STEP3:SIMカード到着(3〜5営業日)
申し込み後、3〜5営業日でSIMカードが届きます。新しいスマートフォンの場合はeSIMも対応しています。
STEP4:APN設定と開通手続き(所要時間:5分)
SIMカードが到着したら、スマートフォンの通信設定(APN設定)を行います。
iPhoneの場合:設定 → モバイル通信 → モバイル通信プランを追加 → QRコードをスキャン
Androidの場合:設定 → ネットワークとインターネット → SIM と eSIM → アクセスポイント名(APN)
日本通信SIMの説明書に詳しく書かれており、医学の論文購読より簡単です。
STEP5:MNP完了確認(自動)
APN設定後、自動的に電話番号が引き継がれます。これまでの電話番号でそのまま使用可能です。
eSIM対応?iPhoneで使える?よくある疑問FAQ
Q1:iPhoneで日本通信SIMは使えますか?
A:はい、完全に使えます。iPhone 13以降はeSIM対応なので、物理SIMも不要。iPhone XS・XRなども物理SIMで利用可能です。
Q2:eSIMとSIMカード、どっちを選べばいい?
A:新型iPhoneならeSIM一択。eSIMならSIMカード交換不要で、申し込み後即日利用できます。
Q3:現在のスマートフォンはそのまま使えますか?
A:ドコモの端末ならそのままOK。auやSoftBankの端末は「SIMロック解除」が必要な場合があります(2021年以前の端末)。
Q4:乗り換え中に電話が使えなくなりませんか?
A:心配不要。MNP予約番号があれば、電話番号は引き継がれます。STEP1からSTEP5まで、同じ番号でずっと使用可能です。
Q5:違約金はかかりますか?
A:大手キャリアの2年契約であれば、乗り換え時期による違約金がかかる可能性があります。現在の契約期間を確認してから乗り換えましょう。
ただし2022年以降は違約金は1,000円程度で、年間12万円の節約には遠く及びません。
Q6:日本通信SIMに乗り換える際、デバイスの買い換えは必要?
A:不要です。現在のスマートフォンをそのまま使用できます。新しいSIMカードを挿し込むだけです。
乗り換えで得した実体験コラム(Dr.GOLF視点)
私は2023年5月、キャリアから日本通信SIMに乗り換えました。当時の月額料金は11,000円。乗り換え手続きには2時間かかりました。
その2時間は医学論文を読む時間として計算すれば、最も効率的な時間投資でした。
乗り換えから1年経った今、私の医師家族(妻)も格安SIMに統一。家族月額料金は5,000円以下に削減されています。
年間節約額:52万円
この52万円で、毎月のゴルフ代(月3万円)も十分賄え、残りは資産形成に回しています。
「医師は高収入だから、通信費なんて気にしない」という思考は、実は資産形成の最大の障害です。
月290円の料金設定が「しょぼい」と思わず、「年間3,480円で最強の通信インフラが手に入る」と解釈すれば、投資判断は一変します。
まとめ:格安SIM比較で自分に最適なプランを見つけよう
価格最優先:日本通信SIM
月データ10GB以下、通話少なめ、とにかく安くしたい人。医師・高収入者の多くがこちら。
バランス重視:Y!mobile
速度・サポート・安定性のバランスを求める人。地方勤務医やシニア医師向け。
速度重視:UQ mobile
au系回線の速度を求める人。現在のau利用者向け。
いずれを選ぶにせよ、大手キャリアからの乗り換えで年間10万円以上の節約は確実です。
医師としての時間は有限です。その時間を患者診療や資産形成に使い、通信費は最小化する。これが現役医師の合理的な選択です。


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