勤務医が加入すべき保険と見直すべき保険〜両学長の教えをもとに考える〜

資産形成

こんにちは、Dr.GOLF資産家です。資産形成を学んでいく中で、避けて通れないのが「保険の見直し」です。両学長のリベラルアーツ大学でも「保険は最小限に」という教えがありますが、医師という職業には特有の事情もあります。今回は勤務医の視点から保険の考え方を整理します。

※この記事は保険の加入を推奨するものではありません。あくまで情報提供・考え方の整理が目的です。具体的な判断はご自身でお願いします。

保険の基本原則:「自分で備えられないリスクだけカバーする」

両学長が繰り返し強調しているのが、「保険確率低いが大きすぎるリスクにだけかける」という原則です。日常的に発生する小さなリスクに保険をかけるのは、期待値的に損です。保険会社は利益を出している企業ですから、平均的には払う保険料>もらえる保険金になるのは当然です。

つまり「自分で積立てて備えられるリスクは保険に頼らず、自分でカバーできないリスクだけを保険でカバーする」のが合理的な考え方です。

勤務医が特に気をつけるべきポイント

①就業不能リスク:勤務医には手厚い保障がある

勤務医(病院に雇用されている医師)の場合、病気やケガで働けなくなった際には健康保険の傷病手当金が支給されます(最大1年6ヶ月、給与の約3分の2)。さらに多くの病院では独自の病気休暇制度があり、民間の就業不能保険と二重になっているケースも多い。

自分の勤務先の就業規則・健保規約を確認せずに、「医師は高収入だから就業不能保険を厚くかけよう」と思考停止で加入している方は要注意です。

②生命保険:独身か既婚かで大きく変わる

生命保険の目的は「自分が死んだときに困る人のためのお金」です。独身・子どもなしの状態であれば、そもそも死亡保険の必要性は低い。

子どもがいる場合は、子どもが独立するまでの期間をカバーする掛け捨ての定期保険が合理的です。終身保険・貯蓄型保険は返戻率が低く、同じ保険料をインデックス投資に回した方が期待リターンは高くなることが多いため、資産形成の観点からは慎重に考える必要があります。

③医師賠償責任保険:これは加入を強くお勧めしたい

医師特有のリスクとして医療訴訟リスクがあります。医師賠償責任保険は、医療行為に起因する損害賠償請求に備えるもの。勤務先の病院が加入していることも多いですが、個人でも加入しておくと安心です。年間保険料は数万円程度で、万が一の際の数千万円〜数億円規模の訴訟リスクに比べれば十分に合理的な支出です。

④がん保険・医療保険:資産がある程度積み上がれば不要になる

医療保険・がん保険は「入院・手術費用をカバーする」ものです。高額療養費制度の活用で、実際の自己負担は月8〜10万円程度に抑えられます。300〜500万円程度の緊急予備資金があれば、医療保険は不要という判断もできます

資産形成が進むにつれて、医療保険の必要性は低くなっていきます。「今の自分の資産状況で、入院費を自分で払えるか?」という観点で定期的に見直すことをお勧めします。

保険の見直し手順:3ステップ

  1. 現在加入している保険を全て書き出す:保険料・保障内容・満期・受取人を一覧にする
  2. 各保険の「目的」を明確にする:何のリスクをカバーするために加入しているか?そのリスクは今も存在するか?
  3. 「不要・重複・過剰」を削除する:自分で備えられるリスクをカバーしている保険は解約・縮小を検討する

まとめ

保険は「資産を守るための道具」ですが、使いすぎると資産形成の足を引っ張ります。両学長の教えの根幹にある「お金の流れをコントロールする」という観点から、定期的に保険ポートフォリオを見直していくことが大切です。

私自身も以前は医師向けに売り込まれた保険に複数加入していました。勉強してからは大幅に整理し、保険料を投資に回すことができています。この小さな変化が、長期の資産形成に大きな影響を与えます。

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