新NISAが「革命的」な理由
2024年1月から始まった新NISA制度は、旧NISAから大幅に改善されました。最大の特徴は「非課税保有限度額が生涯1,800万円」「恒久的に非課税」という2点です。これにより長期投資の最強の器として機能します。
新NISAの基本構造
つみたて投資枠(年間120万円)
金融庁が認定した低コストインデックスファンド・バランスファンドのみが対象。毎月最大10万円の積立が可能。長期・分散・低コストの原則に従った商品のみが対象なので、初心者にも安心です。
成長投資枠(年間240万円)
上場株式・投資信託・ETFが対象。つみたて投資枠より自由度が高く、個別株も購入可能。ただし毎月分配型等の一部商品は除外されています。
年間360万円の具体的な投資先(私の方針)
つみたて投資枠:毎月10万円
eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)に全額一本化。信託報酬0.05775%という最安クラス。全世界の約3,000社に分散投資でき、これ1本でほぼ全ての市場をカバー。
成長投資枠:毎月20万円
同じくeMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)またはeMAXIS Slim 米国株式(S&P500)に分散。あえて分ける必要はなく、全世界一本でも十分です。これがリベ大の基本方針ですが、私はキャッシュフローの改善のために日本高配当株も購入しています。要望があればMBA視点からの株式の判断基準なども公開していきます。
なぜ「シンプルに全世界株式1本」なのか
多くの投資家が複雑なポートフォリオを組みますが、Sharpe(1991年, Financial Analysts Journal)の「市場平均リターンの算術的法則」が示すように、市場平均(インデックス)を超えるリターンを継続して出せる投資家は少数派です。コストを最小化したインデックスファンドの長期保有が、最もリスク調整後リターンが高い方法です。
積立NISAの出口戦略
「いつ使うのか」の出口を考えることも重要です。老後資金(60〜70代使用)なら30年以上の運用期間があり、リスクをとった株式100%でも十分。教育資金(10〜15年)なら途中からバランスファンドにシフト。住宅購入(5年以内)なら高リスク資産への積立は避け、現金中心が安全です。このあたりもリベ大で解説されています。投資は目的が大事です。
まとめ:新NISAは今すぐ枠を使い始める
新NISAは毎年の枠を使い切れなかった分は翌年に繰り越せません(ただし生涯枠の再利用は可)。つまり早く始めるほど複利の恩恵が大きくなります。まだ始めていない方は今月中に楽天証券またはSBI証券でNISA口座を開設しましょう。
参考文献
- Sharpe WF. “The arithmetic of active management.” Financial Analysts Journal. 1991;47(1):7-9.
- Bengen WP. “Determining withdrawal rates using historical data.” Journal of Financial Planning. 1994;7(4):171-180.


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