車の「総所有コスト」で考える選び方|年収1,000万超の医師が実践する車選び

資産形成

車の「総所有コスト」で考える選び方

医師として年収1000万円を超える立場から言えることがあります。それは「年収が高いほど、総所有コストの計算が重要」ということです。

なぜなら、医師の時給は約5,000〜8,000円と高いため、「何に時間・お金を費やすか」の判断が、資産形成の成否を分けるからです。

今回は、実際の計算例を示しながら、医師が実践すべき車選びの考え方を解説します。

総所有コスト(TCO)とは

Total Cost of Ownershipの略で、車の所有にかかる全費用を指します。

計算式:購入価格 − 残価 + 維持費 + 税金・登録費 + 保険料 = 総所有コスト

多くの医師は「購入価格」だけを見ていますが、実はこれは全体のわずか30〜40%に過ぎません。

具体的試算例:アルファード vs BMW 5シリーズ(5年所有)

年収1000万円超の医師が検討する「高級車」の比較で、最も多いのがこのパターンです。

アルファード(ハイブリッド、新車購入)

  • 新車購入価格:540万円
  • 5年後の残価:432万円(リセール率80%)
  • 減価償却額:108万円
  • 維持費(年12万円×5年):60万円
  • 自動車税(年45,000円×5年):22.5万円
  • 車検代(3年目、5年目):15万円
  • 保険料(年8万円×5年):40万円
  • 登録・取得税:約30万円
  • 合計総所有コスト:275.5万円
  • 月額平均:約4.6万円

BMW 5シリーズ(新車購入)

  • 新車購入価格:800万円
  • 5年後の残価:360万円(リセール率45%)
  • 減価償却額:440万円
  • 維持費(年25万円×5年):125万円(外車は部品代が高い)
  • 自動車税(年88,500円×5年):44.25万円
  • 車検代(3年目、5年目):50万円(外車は修理費が嵩む)
  • 保険料(年12万円×5年):60万円(排気量で保険が高い)
  • 登録・取得税:約80万円
  • 合計総所有コスト:799.25万円
  • 月額平均:約13.3万円

差分の衝撃

5年間の総所有コストで、523.75万円の差が生まれます。

医師の手取り時給が約5,000円なら、この523.75万円は約1,047時間分、つまり約130日分の勤務に相当します。

言い換えれば、「BMW購入による余計なコスト」が、医師の4ヶ月分の給与を吸い上げているのです。

ローン vs 現金購入 vs カーリース

購入方法によって、総所有コストが変わることを知っていますか?

現金一括購入

  • メリット:利息がない
  • デメリット:手元流動性が失われる。医師として「緊急の投資機会」が来た時に対応できない
  • 医師向け評価:3点/5点(キャッシュを手放すリスクが高い)

ローン購入(金利2.5%程度)

アルファード540万円の例で、5年ローンを組んだ場合:

  • 月額返済:約10万円
  • 支払い総額:600万円(利息60万円)
  • 総所有コスト(前述):275.5万円+利息分で、最終的に約335万円
  • 医師向け評価:4点/5点(手元流動性を保ちながら乗車できる)

カーリース(例:定額カルモくん)

アルファード同等車種を、5年リースで契約した場合:

  • 月額料金(メンテナンス込み):約5〜6万円
  • 5年総額:300〜360万円
  • メリット:修理費、消耗品交換がすべて含まれる。税金や車検も込み
  • デメリット:走行距離制限(月1,500km×60ヶ月=90,000km)、カスタマイズ不可
  • 医師向け評価:4.5点/5点(手間がなく、予測可能なコスト構造)

結論:医師には「カーリース」がベスト

理由は3点:

  1. 月々のコストが予測可能(資産計画が立てやすい)
  2. 故障のリスクがない(医師の時間が保護される)
  3. 常に新しい車に乗れる(デザインやトレンドから外れない)

医師の節税と車(法人化している場合)

年収1000万円を超える医師の多くは、個人事業主や医療法人化を検討しています。この場合、車は「経費」になります。

個人事業主医師の場合

診療所を開業している医師なら、車の購入・維持費は「事業経費」として計上でき、所得から控除できます。

例えば、年間150万円の車関連コスト(購入費の減価償却+維持費+税金)を計上すれば:

  • 所得税率40%(所得税+住民税)として、年間60万円の節税効果
  • 5年で300万円の節税

つまり、実質的な車の総所有コストが30%削減されるのです。

医療法人化している場合

さらに有利で、車を「法人資産」として計上できます。この場合:

  • 法人税率(約25%)で控除される
  • 経費計上の柔軟性が高い

ただし、役員報酬とのバランスや、税務申告の複雑さを考慮する必要があるため、顧問税理士に相談することをお勧めします。

カーリース活用例:定額カルモくんの紹介

医師向けのカーリースサービスとして、「定額カルモくん」は実用的な選択肢です。

メリット:

  • 初期費用が不要(頭金なし)
  • 月々5,000円からのプランがある
  • メンテナンス・車検・税金がコミコミ
  • 走行距離が多めに設定できる
  • 最終月に買い取ることも可能

デメリット:

  • 走行距離超過時に追加費用
  • カスタマイズ不可
  • 中途解約料が発生する場合がある

医師の生活スタイルを考えると、「月5万円前後のカルモくん利用」が最も効率的です。

任意保険の見直し:一括比較サイトの活用

車を所有する上で、見落としやすいのが「保険料の最適化」です。

医師のように高収入であっても、保険料に対して無頓着になっているケースが多いです。

現状把握の例

多くの医師は:

  • 新車購入時の「推奨プラン」を自動更新している
  • 年1回の更新時に見直す習慣がない
  • 補償内容が過剰になっていないか確認していない

実は、同じ補償内容でも、保険会社によって年間3〜5万円の差が生まれます。

一括比較サイトの活用

保険スクエアbang」「インズウェブ」などの一括比較サイトを使えば、5分で最安の保険が見つかります。

年間5万円削減できれば、5年で25万円の節約です。これも「時間あたりの時給が高い医師」にとって、有効な資産形成手段です。

「車に使うお金を資産形成に回す」という発想

ここが最も重要な考え方です。

前述のアルファード vs BMW 5シリーズの比較で、月額の総所有コストに8.7万円の差がありました。

この8.7万円を毎月投資信託に投資したら、どうなるか。

20年での資産増加

  • 投資額:8.7万円×12ヶ月×20年 = 2,088万円
  • 年利5%で運用した場合:約4,500万円
  • 投資利益:2,412万円

つまり、「BMW型の車選びをしなかった」という判断だけで、20年で2,400万円以上の資産差が生まれるのです。

医師のキャリアにおける「複利効果」

医師は30代から40代に最も稼げます。この時期に「賢い車選び」をすることで:

  1. 月々のキャッシュフロー改善
  2. その余裕を株式投資に回す
  3. 20年で数千万円の資産増加

これが「医師が資産家になる道」なのです。

まとめ:医師が実践すべき車選びの5原則

  1. 総所有コストで判断する:購入価格だけでなく、5年間の全コストを計算する
  2. リセール率の高い車を選ぶ:トヨタ・アルファード・ハリアーなど
  3. カーリースも選択肢に:手間がなく、予測可能で、医師向きの選択肢
  4. 節税効果を活用する:事業主医師なら、車購入による経費計上を最大化
  5. 浮いたお金を資産形成に回す:月5〜10万円の差が、20年で数千万円に

「本当に価値の高い車」は、乗って楽しい車ではなく、「総所有コストが低く、資産形成に回すお金を最大化できる車」なのです。

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