ドライバー打ち比べ第2弾|Qi4D MAX vs PING G440、100切り向きはどっち【実測】

ドライバー打ち比べ第2弾|Qi4D MAX vs PING G440、100切り向きはどっち(Dr.GOLF) GOLF

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⏱ 2本を打ち比べる時間がないあなたへ。
同じ日・同じ打席で私が打ってきました。結論はQi4D MAXです。

テーラーメイドとPINGです。ゴルファーで知らない人はいない、超有名ブランドです。そして今年のドライバーは、どちらも評判がいいです。

前回の打ち比べ第1弾(Qi4D vs キャロウェイQUANTUM MAX)で、私はQi4Dを「想像以上に右に出るので、やや上級者向き」と評しました。

今回はその続編です。

テーラーメイドの初心者向けモデル「Qi4D MAX」と、PINGの「G440 MAX」を、同じ日・同じ打席で打ち比べてきました。

計測データ付きの正直レビューです。

結論:今回はテーラーの勝ちです。Qi4D MAXは「ミスの幅」が明らかに小さいです。

ただし、これはスライサーの私の場合です。左へのつかまりを嫌う人にはPINGも十分アリでした。

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今回の対決条件

  • 同じ日・同じ打席で交互に試打(いつもの練習場)
  • 計測:ATLAS GOLF SWING TRAINER GST-5 GL
  • テーラーメイド Qi4D MAX 10.5°(シャフトは前回と同じものを選択)
  • PING G440 MAX 10.5°(純正シャフト)

実測データ(ATLAS計測)

ATLAS GST-5 GLの計測結果
当日の計測例。ヘッドスピード44.6m/s・ボール初速62.6m/s・飛距離239yd・ミート率1.40
計測(複数ショットの実測レンジ)ヘッドスピードボール初速飛距離ミート率
テーラーメイド Qi4D MAX45.5〜45.7m/s62.5〜62.8m/s238〜239yd1.36〜1.38
PING G440 MAX44.6〜47.7m/s62.0〜62.6m/s238〜239yd1.30〜1.40
同日・同打席での実測レンジ(ATLAS GST-5 GL)

興味深いのは、飛距離はどちらも238〜239ydでほぼ同じだったことです。差が出たのは数値のバラつきです。

Qi4D MAXはヘッドスピードもミート率も毎回ほぼ同じ数字で揃うのに対し、G440 MAXは当たった時とそうでない時の差が大きいです。

この「振れ幅の小ささ」が、コースでのミスの幅にそのまま出ていた感覚です。

100切りに必要なのは飛距離ではなく再現性です(詳しくは「100切りに飛距離はいらない」で書きました)。

その意味で、ミスの幅が小さいQi4D MAXは、まさに100切り向きのドライバーだと感じます。

2本の打ち比べ

①テーラーメイド Qi4D MAX

テーラーメイド Qi4D MAX 10.5度
Qi4D MAX(10.5°)。構えた瞬間の安心感が違う

構えた時、ヘッドが大きく見えて安心感があります。

そして打ってみると、とにかくミスの幅が少ないです。右に抜けることもありますが、かなり少ないです。左へのミスも、巻きすぎることがありません。

前回、無印のQi4Dに感じた「右に出る」という不満を、MAXはそのまま解消してくれました。

正直な感想は——「最初からこれを打っていればよかった」です。

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②PING G440 MAX

PING G440 MAX 10.5度のソール
PING G440 MAX(10.5°)。FORGED FACE+タングステンウェイトの高級感あるソール

こちらも負けず劣らず、安心感のあるヘッドです。純正シャフトはやわらかめで、振り心地はすごくいいです。

ブンと振れる気持ちよさなら、むしろこちらが上かもしれません。

ただ——私が打つと、ミスが右に抜けることが多かったです。スライサーの私には向きませんでした。

逆に言えば、つかまりすぎて左が怖い人には、この素直な特性が武器になるはずです。ここは完全に持ち球との相性です。

論文で見る「長いドライバーは飛ぶのか」

ここからは私の打ち比べではなく、論文で確かめた話です。ドライバー選びでは「長いほうが飛ぶ」と言われることがあります。シャフトの長さだけを変えて飛距離を測った実験が、2008年にアイルランドで行われています。

①46〜50インチのドライバーを、上級者7人が打ち比べた

ハンデ0前後の上級者7人に、長さが46インチから50インチまで違うドライバーを打ってもらい、ヘッドスピード・ボール初速・キャリー・方向のばらつきを測りました。ルール上限の48インチをはさんだ比較です。

②初速は上がる。キャリーは4m伸びたが、統計的な差はなし

長くすると、ボール初速は約1.8m/s上がりました。ところがキャリーの伸びは平均4.3mで、統計的には「差があるとは言えない」結果でした。方向のばらつきは、この上級者たちでは増えていません。長くしても、飛距離として残るのはわずかというのが論文の結論です。

注意点があります。対象はハンデ0前後の7人だけで、100切り前のゴルファーは含まれていません。上級者で4mなら、芯に当たる確率が下がる人では、長さで飛距離を買うのは分が悪いと私は読みました。

100切りのドライバー選びへの結論

長さで飛距離を買わないでください。今回の2本のように、標準の長さで「芯に当たりやすい」ヘッドを選ぶほうが、キャリーは残ります。長尺を試すのは、90台が安定してからで十分です。

出典(要旨を確認):Kenny IC, Wallace ES, Otto SR. 2008. Influence of shaft length on golf driving performance. Sports Biomech 7(3): 322-332. PMID 18972881

結論|100切りにはQi4D MAX

  • スライサー(右へのミスが多い人)→ Qi4D MAXが有力。ミスの幅が小さく、右にも左にも暴れにくい
  • つかまりすぎて左が怖い人→ G440 MAXも十分アリ。振り心地は最高
  • どちらも安心感は互角。最後は持ち球との相性なので、必ず試打してから

100切りを目指す段階なら、私のおすすめは今のところQi4D MAXです。

第3弾は、Qi10・Qi35・ELYTE MINIの打ち比べ【実測】です。あわせてどうぞ。

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この記事を書いた人
Dr.GOLF
GOLF 100切り研究所 所長|脳神経外科医 × MBA

忙しくて練習時間が限られる、100切りを目指す社会人に向けて、ゴルフ上達を、感覚論ではなくデータと実体験ベースで発信しています。X(旧Twitter)フォロワーは6,000人超。

✓ 脳神経外科医✓ MBA取得✓ 大学ゴルフ部出身・2009年からゴルフを始め17年以上✓ 1年3ヶ月で100切り✓ ベストスコア82(ハーフベスト38) ✓ Xフォロワー6,000人
学んで、整えて、100を切る。

※本記事は情報提供を目的としたもので、医療に関する個別の助言ではありません。気になる症状がある場合は医療機関にご相談ください。

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