結論:2020年に始めたインデックス積立(主力はオルカン=全世界株、一部S&P500)は、6年間で口座全体のトータルリターン+77.1%になりました(2026年7月時点・SBI証券の実績画面の数値をそのまま記載)。
ただし、毎年きれいに増えたわけではありません。マイナスで終わった年が1回あります。この記事はシミュレーションの理論値ではなく、現役医師の私の実際の口座が6年でどう動いたかの記録です。%ベースの実数だけを、四半期ごとに更新していきます。
6年間の実績サマリ(2026年7月時点)
口座種別ごとのトータルリターン(累計の買付金額に対する損益率)は次のとおりです。
| 口座種別 | 運用期間 | トータルリターン |
|---|---|---|
| 旧NISA・旧つみたてNISA | 2020年〜(最古の枠) | +156.7% |
| 特定口座 | 2022年〜 | +106.7% |
| 新NISA(つみたて投資枠) | 2024年〜 | +38.9% |
| 新NISA(成長投資枠) | 2024年〜 | +25.5% |
| 口座全体 | 2020年〜 | +77.1% |
見てほしいのは1点だけです。古い枠ほどリターンが大きい。同じ商品を同じように積み立てているのに、2020年開始の枠は+156.7%、2024年開始の枠は+38.9%。差をつくったのは銘柄選びの巧拙ではなく「時間」です。
年次推移:6年間、こう動いた(%のみ)
SBI証券が表示する年ごとのトータルリターン率をそのまま並べます。
| 年 | 年間リターン | ひとことメモ |
|---|---|---|
| 2020年 | +14.5% | コロナ後に積立開始 |
| 2021年 | +23.9% | 好調。何もせず |
| 2022年 | −4.8% | 唯一のマイナス年。何もせず |
| 2023年 | +25.2% | 回復。何もせず |
| 2024年 | +29.5% | 8月に急落があった年。何もせず |
| 2025年 | +17.1% | 生活資金が必要になり特定口座から一度だけ一部売却 |
| 2026年(7月まで) | +14.5% | 進行中 |
7年分の単純平均は約17%ですが、これは出来すぎです。米国株・世界株が歴史的に強かった6年に当たっただけで、長期の期待値は年5〜7%程度に置いておくのが無難だと考えています。大事なのは平均の数字より、−4.8%の年やプラス幅がバラバラな道中に耐えられたかどうかです。
下落のとき、私が実際にやったこと(=何もしない)
2022年、口座は初めて年間マイナス(−4.8%)で終わりました。このとき私がやったことを正直に書くと、積立設定を1ミリも変えていません。売りもしない、増額もしない、口座も月に1回見るかどうか。
2024年8月の急落のときも同じです。ニュースで騒がれていた週も、結果的に積立は淡々と買い続けていました。年末に振り返ると+29.5%。もしあの週に怖くなって売っていたら、この数字はありませんでした。
正直に書いておくと、6年間で一度だけ売却があります。2025年に現金が必要になり、特定口座から一部だけ取り崩しました。NISA枠(旧・新とも)は6年間で一度も売っていません。非課税枠は最後まで温存する方針です。
医師の仕事が忙しいのは、実は投資では武器になります。相場を見る時間がないから、狼狽売りする暇もない。当直明けに証券アプリを開く気力はありません。それでいいのだと6年やって確信しました。
シミュレーションと実際の口座は何が違うか
積立シミュレーターは「毎年5%ずつ増える」前提で右肩上がりの曲線を描きます。実際の口座は違いました。−4.8%の年もあれば+29.5%の年もあり、1年単位ではシミュレーション通りになった年はほぼゼロです。
それでも6年均してみると、結果はシミュレーションの想定レンジに収まりつつあります。つまりシミュレーションは「道中の乱高下を省略した地図」です。地図に載っていない揺れに耐える仕組み(自動積立・見ない習慣・売らない理由)のほうが、地図そのものより大事でした。
6年続けられた仕組み3つ
- ①全部自動にする:積立も引き落としも自動設定。意思の力は使わない。開始時に1回設定して、あとは放置です。
- ②口座を見ない:私が口座をまともに見るのは、この記事を更新する四半期に1回だけです。見なければ売りたくなりません。
- ③出口を決めてある:この積立の使い道は老後資金と子どもの学費と決めています。使うのは10年以上先。だから今日の上下は判断材料になりません。
投資の順番や全体設計は資産形成ロードマップ2026にまとめています。
これから始める人へ
私はSBI証券に口座を集約して、この積立を続けてきました(この記事の数字もSBI証券の実績画面です)。口座開設の手順は画像つきでこちらにまとめています。
▶ SBI証券の口座開設手順|30分で完了・資産運用スタートガイド
開設フォームの「納税方法の選択」で手が止まりがちな方はこちらをどうぞ。
実額ベースの数字(評価額・買付総額・保有銘柄の内訳・資産額)は、noteの有料記事ですべて公開しています。この記事の%の「分母と分子」を見たい方はこちらへ。
▶ 年収2,000万円の脳外科医が実践する手取りを最大化する節税の全技術【実録公開版】保有銘柄・運用成績・資産額をすべて公開します(note・有料)
よくある質問
Q. 今からでは遅くないですか?
私が始めた2020年も「今は高値だから待ったほうがいい」と言われていました。その後に−4.8%の年を挟んでも、6年で+77.1%です。少なくとも私の口座では、「待つ」より「小さく始めて続ける」が正解でした。
Q. 暴落が来たらどうするんですか?
何もしません。実際に2022年のマイナス年も2024年8月の急落も、何もしないで通過しました。何もしないためにこそ、自動化と「見ない仕組み」を先に作っています。
Q. オルカンとS&P500、どちらがいいですか?
私は主力をオルカン(全世界株)にして、一部S&P500を持っています。どちらか一本でも大きな差はつかないというのが6年見ての実感です。それより「続けられる金額で自動化する」ほうが結果を左右します。
※本記事は特定の金融商品の勧誘ではありません。数値は私個人の口座実績(SBI証券のトータルリターン表示)であり、将来の成果を保証するものではありません。投資判断はご自身の責任でお願いします。


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